こんにちは、ゆきんこりあです(⋈◍>◡<◍)。✧♡
ブログを訪問していただき、ありがとうございます。
現在、私たち夫婦はソウルの片隅にてひっそりと暮らしているのですが。。。。
もう少し広い家に引っ越ししたーい!そしてもうちょっと中心部へ近づきたーい!
とのことで絶賛住宅事情について悩んでおります。。。💦💦
というわけで今回はソウルの住宅事情について、簡単にまとめてみようと思います。
ソウルの家高過ぎ。。。。💦 浴槽のある家に住みたい。。。( ;∀;)
それではLet’s go~☺
韓国の複雑な住宅システム
日本では、寮や社宅を除くと、賃貸 or マイホーム購入のほぼ2択ですよね?
とってもわかりやすい💗
韓国では賃貸と一口に言っても、ウォルセ、チョンセ、コシウォンなどの形態があり、なかなか複雑です。
韓国に来る前に旦那さんとの話で、チョンセチョンセと話には出てはくるんですが、いまいちピンとこなかったです!
そこでまずは各形態について簡単にまとめてみようと思います。
① ウォルセ(월세)
ウォルセとは日本でいうところの賃貸に一番近い形です。
月々の家賃を大家さんに支払っていきます☺
ただし、日本と違う点としては、保証金(デポジット)を出すという点です。
保証金は入居する際に払い、契約終了で退去する際に返金されます。
保証金の金額は様々ですが。。。
例えば同じ部屋であっても、保証金が少ない(500万ウォンとか)場合、月々の賃貸料は高くなり、逆に保証金が高い(1億ウォンとか)場合は月々の賃貸料が安くなります。
その理由としては、後程チョンセの仕組みでまとめていきたいと思います。
例えば、월세 5,000/70 と書かれている場合。。。
この物件はウォルセでの募集であり、保証金が5,000万ウォンで、月々の賃貸料が70万ウォンです。
その他、管理費が別途上乗せされると考えればOKです。
ワンルームのオフィステルなどは保証金の少ない物件もあり、また留学生用などの場合は、保証金を安めに設定しているところもあります。(その分月々が割高。。)
② チョンセ(전세)
チョンセとは、保証金のみ支払って、月々の賃貸料が発生しない形となります。
あれ??でも保証金って退去の時返ってくるんですよね?月々の賃貸料が無料ならオーナーさんの儲けがゼロなんじゃ。。。と思いませんか?
オーナーはチョンセで受け取った保証金を銀行に預けたり、そのお金をもとに運用することで、利益を得ています。
この仕組みが成り立つのは、韓国の銀行の金利が日本よりも良いからなんです(∩´∀`)∩

月々の支払いがないならば断然チョンセの方がよいですよね?
もちろんチョンセの方が良い、ウォルセだと毎月必要ないお金を捨てているようなものだと考える韓国人の方も多いのですが。。。
ただ、チョンセの場合。。。
保証金が高いので、まとまったお金がない人には難しいよ。
契約期間(2年)終了時に、部屋の価値が下がっている場合、次に入る人がなかなか見つからないなんてことも。。
まず、保証金が高いので、銀行からお金を借りて入居するのが一般的です。
例としては、チョンセ 2億ウォンのお部屋に入りたい場合、大体最低でも20%にあたる4000万ウォン程度は自分のお金がないと難しいと思います。
ただし、80% 1億6000万を借りる形になるので、毎月銀行に利子分を払っていく形になります。
利子に関しては、新婚夫婦、年の所得など色々とその方の条件によって変わってきます。
退去する際には、当初預けた保証金を返還してもらう形になります。
つまり上記の例だと、4000万ウォン返還という形です。
利子分を賃貸料としての支出と考えるとしっくりくるかと思います☺
一見良さそうなチョンセシステムですが。。。
万が一、オーナーが破産した場合。。。お金を失う可能性があります( ;∀;)

というのも、家のオーナー自体が銀行から借金をして家を購入したり、建てていた場合、オーナーの破産により、家の権利に関しては銀行が第1位となるためです。
全くお金が返ってこないというわけではないようなのですが、マイナスとなることが多いようです。
そのため、チョンセで入居する際には、入居しようとする部屋が”안심대출(安心融資)”の可能な物件かどうかを確認する必要があります。
安心融資では、オーナーの破産の際にも、預けた保証金が必ず返ってくるという保証をしてくれる制度です。
こちらの制度を利用する際にも、融資を受ける方の条件によって貸し付けの可能な金額が変わってきます💦
ちょっと長くなってしまいましたが、韓国ならではのチョンセ制度を簡単にご紹介しました(^^♪
なかなか複雑すぎて奥が深く、難しいシステムです。。。(笑)
私たちもチョンセで良い物件があればと思っていますが、最近は政府の政策によってチョンセがなくなるかも。。。と言われています🥺
引っ越しをすることになったらもっと詳しく解説してみたいと思います!
③ コシウォン
日本でいう寮のような形態です。
キッチンなどは共用で、毎月部屋代をコシウォンのオーナーに支払います。
ごはんやインスタントラーメン、キムチくらいが無料でキッチンにおいてあるところも多く、ドラマにも良く登場します(*´з`)
保証金がないのが特徴です。
④ マイホーム購入
こちらに関しては、日本と同じと考えていただければOKです!
みなさん大体銀行からお金を借りて、購入後は毎月銀行ローンを支払っていくという形です☺
日本にはない賃貸の保証金システムを除けば、韓国も日本も似てるかな(*´з`)
韓国の住宅の種類とは?
次に住宅の種類はどのようなものがあるのか見ていきたいと思います!
① アパート
日本でいうマンションに一番近いです☺
ソウルでは、アパートの人気がとっても高いです。
というのもソウルのアパートは年数が経っても価値が下がらず、今の段階ではソウルのアパートの価値は年々上がり続けています。家を財産として考えた場合、アパートが一番安心ということになります。

② ヴィラ
ちょっと高級な共同住宅、多世帯住宅の事です。
一般的にはアパートよりも入居世帯数が少なく、日本でいうアパートにちょっと近いです。
ただ、日本のアパートは古い、汚いというイメージがあるのですが、韓国では新しくて綺麗というイメージです。(かなり古いヴィラは除いて。。。💦)
新築ヴィラの写真を見てると、すてきな物件が多々あります☺

➂ オフィステル
オフィステルとは、オフィス+ホテルの合成語であり、昼間は商業の場として、夜は個別の部屋に宿泊できる空間を作ってホテルのように宿泊できるというコンセプトで設計された建築物を指します。
つまり、オフィスとしての空間と住居としての空間、両方を持ち合わせた建物として、一般的には下層階にはお店が、上層階に住居が入っています。
アパートやヴィラよりも部屋が小さく、家族向けというよりは単身者や、カップル、お子さんのいない夫婦が多く入居しています。(一般にはワンルームやツールームが主流です。)
実際にオフィステルに入居しているオンニの家に遊びに行ったのですが、浴室がホテルっぽかったです♡
広くはないですが、綺麗で駅に近い物件が多いと思います(*^-^*)
④ 単独住宅
いわゆる一軒家です。
なかなかソウル市内では手が出にくいですが、京義道の方に行くと結構見かけます。
わんこ達もゆったり遊べるように、いつか庭付き一軒家に住みたいです☺

韓国での家探し
韓国で家を探すには、日本と同じく直接不動産に行き確認します☺
住みたい地域の不動産へと足を運んで、希望価格や住宅のタイプ、ウォルセ/チョンセなどを伝えて探してもらいます。
可能な場合はその場ですぐに見学しに行きます。

ちなみに韓国では、現住人さんが住んでいる状態で見学に行きます💦
なかなか気まずい。。。
なので、自分が家を不動産に出す場合は、今から見に行きまーすっていう感じで、いつ見学者の連絡が来るかわからず、日ごろからきれいにしなきゃいけなさそうです。。(´;ω;`)
見学の際に不在の場合は、あらかじめ不動産屋さんが家のロック番号を聞いている場合は、解除して見学します。
なんか泥棒になった気分です。。。他人の家に勝手に入る。。。(笑)
また、家探しのアプリもあるので活用します。
有名どころはこちらの2つ↓
チクバン(집방)とダバン(다방)!!!

アプリ内では、地域や価格、家のタイプなどから検索して、気になる家があれば仲介している不動産屋さんに連絡することもできます♡
とっても便利なアプリですが。。。
信じてはいけません!!(笑)
実際にアプリ内で見て、不動産屋さんに行ったのに、その募集はもうありません~ってこともざらです。
というかそもそも価格を安く表示したり、実際の物件とは違うものを載せたり。。。と悪徳な不動産屋も多いのが現実です。
私が数カ月前に見たときは、特にダバンがひどくて、実際に不動産屋さんに行き希望の価格を伝えるとその価格では物件はないよと言われたのですが、ダバン内を見ると私の希望価格よりはるかに安く、超おしゃれな物件がいっぱいあるんです!笑
このような物件を”허위매물(ホウィメムル)”といって、お客さんを安くて魅力的な偽の物件で釣って、実際に不動産に来た際には、うまい事言って違う物件を見せに行く手法です。
もちろん、中にはちゃんとした物件情報をありますが、アプリ内の情報を100%信用せず、物件を探す際には、必ず不動産屋さんに実際に行ってみることをお勧めします☺
避けるべき物件
最後に、避けるべき物件について、ちらっとご紹介してみます。
韓国で避けるべき物件。。。
それはドラマでも良く出てくる“オクタバン”と”半地下”の物件、そして最上階の家の3つです。
ドラマや映画にも出てくるオクタバン。。ちょっと憧れなんだけどなぁ(*´з`)
まず、オクタバン(屋上に別途建てられた部屋です)とヴィラなどの最上階の家についてオススメしない理由は、夏は暑く、冬は寒いからです。
韓国人のオンニ達にも聞いてみましたが、オクタバンはやめろと言われました。。その分安いですが、暑く寒く。。。と冷暖房費がかなりかかってくるようです💦
ヴィラなどの最上階もかなり暑くなりやすく、他の階に比べると人気がかなり落ち、その分安いですが次の入居者が決まりにくかったり、何より冷暖房費がかかります。
そして、映画パラサイトでもおなじみの半地下物件!
こちらもおすすめできない理由が。。
半地下ということで、日も入りにくいですし、換気が悪く、その分湿度も高くなりやすいです。
湿度が高くなると、かなりの確率でカビが発生します。
ただ半地下は、物件としては条件がかなり悪いため、その地域の平均的な価格よりかなり安く入居が可能です。
韓国らしくて良いなと思っていたけど、現実は違うみたい。。。(笑)
ちなみに、インスタなどで見ておしゃれだなと思ってたのが、ロフト付きのオフィステルなんですが。。。
実際にはなかなか不便との意見も。。ロフト部分が暑い/寒いそうで、また高さがないため意外と窮屈とのことです( ;∀;)
おしゃれなんですが。。理想と現実は違うんですね。。。💦
まとめ
いかがでしたでしょうか?
韓国の住宅事情はなかなか複雑です。
マイホーム購入や、借金をしてのチョンセ入居などの際には、利用できる制度などをしっかり調べることが第一歩となりそうです( ゚Д゚)
最近の韓国では、一カ月ごとに住宅政策が変わっているため、今後ソウルのアパートの価格が上がり続けるのか、チョンセがなくなるのではなど不確かな部分がかなり多いです。
まだまだ引っ越しについては悩みがつきなさそうです( ;∀;)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ゆきんこりあ♡
コメントを残す